ケアマネ試験に落ちる人は、能力が低いから落ちるんじゃない。

たぶん、「勉強できない理由」が毎日ちゃんとあるから落ちる。

僕は、そう思っています。

管理者をやっていると、それがよく分かります。

今日は残業。
明日は職員の問題。
利用者さんのことで頭がいっぱい。
家に帰れば子どもたちの世話。

気づけば、自分の時間なんてどこにもない。

だから、「今日は無理だった」がいくらでも成立するんです。

実際、僕もそうでした。

でも、それを全部認めていたら、たぶん一生勉強できないとも思いました。

第1話で書いたように、僕は会社に依存しすぎたくない。
制度を理解して、営業でも現場でも後手に回りたくない。
父親みたいに、一つの会社に人生を預けて、選択肢の少ないまま歳を重ねたくない。

だから僕は、管理者でも続けられるやり方を選ぶしかありませんでした。

それが、朝4時半に起きて、1日1問だけやるという勉強法です。

夜に勉強しようとしても、僕にはそもそも無理だった

僕は、もともと夜が苦手な人間です。

施設で働いていた時も、夜勤は得意ではありませんでした。
夜になると頭が働きにくいんです。

そこに管理者業務でクタクタになった状態が重なる。
さらに家に帰って子どもたちの世話をする。

そしたら、もう起きていられません。

下手したら、子どもたちより先に寝るんです。

笑い話みたいだけど、本当にそうです。

だから、僕にとって夜に勉強するというのは、最初からあまり現実的ではありませんでした。

しかも夜って、仕事のことを悶々と考えやすいんですよね。

あの職員への対応でよかったのか。
あの利用者さんは明日どうなるか。
あの家族への説明は大丈夫だったか。
送迎は組み直せるか。

そんなことを頭の中でぐるぐる考えながら勉強しても、たぶん続きません。

一番多かった言い訳は、「疲れた」より「頭が仕事から離れない」だった

管理者の勉強を邪魔するのは、単純な疲れだけじゃありません。

僕の場合、一番大きかったのは、残業や職員の問題、利用者さんの問題が頭から離れないことでした。

その状態のまま家に帰る。
ストレスを抱えたまま子どもたちの世話をする。

そうすると、やっぱり感情的にもなりやすい。

そんな時に勉強しろと言われても、僕は無理でした。

一度寝て、頭をすっきりさせたい。
それが正直なところでした。

だから、夜に頑張るという発想自体をやめました。

ここは大事だと思っています。

勉強が続かない理由を、単に「やる気がない」で片づけるとズレる。
管理者の場合は、仕事のノイズが夜まで残っていることのほうが大きいんです。

1日1問にしたのは、継続が大事だからじゃない。管理者の生活はそれ以上だと壊れやすいから

よくある勉強法の記事だと、「継続が大事」と書いてあります。

もちろん、それは間違っていません。

でも、僕が1日1問にした理由は、もっと泥臭いです。

30分以上の勉強計画は、管理者の生活では壊れやすいからです。

突発対応が入る。
残業もある。
家族のこともある。
夜はそもそも頭が働かない。

その中で、
「今日は2時間やろう」
「平日はまとめてやろう」

そう組むと、できなかった日のダメージが大きすぎます。

すると、1日崩れたあとに、そのまま3日崩れる。

だから僕は、自分を信用しない設計にしました。

1日1問。
少なすぎるくらいでいい。
でもゼロにはしない。

これは前向きな勉強法というより、言い訳を潰すための設計です。

「今日は忙しいから無理」
「今日は疲れたから無理」
「今日は子どもがいるから無理」

それでも、1問ならやれるだろう。

そこまで落としたんです。

本当は焦っていた。周りはもっとやっているんじゃないかと思っていた

正直に言うと、最初は焦っていました。

ケアマネ試験を受ける人の話を見ると、何時間も勉強している人がいる。
問題集を何周もしている人がいる。
動画教材を使っている人もいる。

それに比べて、自分は1日1問。

こんなんで本当に間に合うのか。
そう思ったことは何度もあります。

「周りはもっとやってるんじゃないか」
「自分は甘いんじゃないか」
「管理者を言い訳にして逃げてるだけじゃないか」

この不安は、かなりありました。

でも、ここで見栄を張っても意味がない。

夜に2時間勉強する理想の自分を作っても、現実の自分は続かない。

だったら、見栄より継続を取る

それが僕の結論でした。

朝4時半にしたのは、そこだけがまだ誰にも壊されにくかったから

じゃあ、どこなら勉強時間を置けるのか。

僕の場合、それが朝4時半でした。

家族がまだ起きていない。
電話も鳴らない。
職員からの連絡も来にくい。
送迎も始まっていない。

管理者の一日で、まだ誰にも壊されにくい時間がそこだったんです。

しかも、僕はもともと22時には寝落ちしてしまうことが多い。
だから朝4時半起き自体は、そこまで無理ではありませんでした。

もちろん、残業が長引いた日は起きにくいです。
だから根性だけにはしていません。

スマホのアラームを4時から何回か鳴るように設定して、さらにXiaomiのスマートバンドでも4時から何度もバイブが来るようにしています。

スマホの音と、スマートバンドの振動で起きる。

こうやって、起きること自体を仕組みにしています。

つまり、朝4時半起きも、意志の強さではなく設計です。

トイレのチェック表は、意志が弱い自分を前提にした仕組みだった

僕は、トイレにその月の勉強チェック表を貼っています。

その日の問題を解いたらチェックを入れる。
介護支援分野なのか、保健医療なのか、福祉サービスなのか、自分で見て分かるようにしています。

人に見せたら、地味だと思うかもしれません。
でも、こういうのが大事なんです。

管理者って、仕事では仕組み化を語るくせに、自分の勉強になると根性でやろうとしがちです。

でも僕は、根性が続かないのを知っています。

だから、見えるようにする。
やった日を残す。
ゼロの日を分かるようにする。

これも、モチベーションを上げるためというより、サボりにくくするためです。

教材は「時間がある人向け」ではなく「合格から逆算できるもの」を選んだ

ここは、将来ちゃんと詳しく書きたいところです。

今、僕が使っているのは、「ケアマネ試験通信講座 ズルeラーニングのズルい!超合格セット」です。

これを選んだ理由は、ケアマネ試験に合格することを一番の目的にした教材だからです。

僕みたいに勉強時間が限られている人間にとっては、ここがかなり大きい。

時間がたっぷりある人向けの教材ではなく、合格から逆算して勉強できる教材のほうが助かります。

管理者向きじゃない教材って、たぶんあると思っています。

  • 情報が多すぎる
  • 重たい
  • 真面目すぎる
  • 全部やろうとすると時間が足りなくなる

逆に、管理者向きなのは、

  • 合格に必要なところに絞れる
  • 朝の限られた時間でも進めやすい
  • 迷いにくい
  • 続けやすい

こういう教材です。

教材選びを間違えると、この朝1時間がかなり無駄になります。

ここは本当に大事なので、別記事でちゃんと比較したいと思っています。

ブログも勉強も、僕にとっては「会社の外に資産を作る行動」

僕の朝時間には、ケアマネ勉強だけじゃなくブログ作成も入っています。

これを欲張りだと思う人もいるかもしれません。
でも、僕の中ではつながっています。

資格は、制度理解と市場価値につながる。
ブログは、将来の収益資産につながる。

どちらも、会社の外に自分の資産を作る行動です。

元原稿にはFX検証もありました。
ここは今は強調しすぎなくていいと思っていますが、僕の中では「検証癖をつける訓練」という位置づけです。

感情で動くのではなく、記録して、見直して、検証する。
この癖は、勉強にも、ブログにも、管理者業務にも役立つと思っています。

まとめ|忙しい管理者でも両立はできる。ただし、根性ではなく設計が必要

忙しい管理者でも、ケアマネ試験と仕事は両立できます。

でも、条件があります。

時間ができたらやる、では無理。
夜に頑張る、でも無理。
気合いで詰め込む、もたぶん無理。

必要なのは、崩れにくい設計です。

僕の場合は、

  • 夜は最初から捨てる
  • 朝4時半に起きる
  • 1日1問に落とす
  • スマホとスマートバンドで起きる仕組みを作る
  • トイレのチェック表で可視化する
  • 正当な言い訳を通しすぎない

この形でした。

勘違いしやすいのは、忙しい管理者ほど短期集中で巻き返すべきだと思うことです。

一番危ない見落としは、管理者の生活は突発業務で簡単に壊れるという前提を無視することです。

僕は、綺麗に合格したいわけじゃありません。

現場で損したくない。
制度を理解したい。
営業で後手に回りたくない。
会社に依存しすぎたくない。

そのために、泥臭く続けるだけです。

もし今、
「忙しすぎて勉強できない」
と思っているなら、たぶん勉強量ではなく設計を見直したほうがいいです。


次に読むべき記事
第13話:デイ管理者の年収470万円のリアル
→ 勉強を続ける理由の先には、働き方と対価の現実があります。

別角度で読む記事
第1話:ケアマネに「現場を知らない」と言わせない。
→ 勉強法そのものより、なぜ今それをやるのかに戻りたい方へ。

ハブ記事
リハビリ特化型デイサービス管理者の仕事ロードマップ
→ 管理者の仕事全体をまとめて追いたい方はこちら。

ABOUT ME
リハビリデイ管理者
リハビリ特化型デイサービスの現役管理者。 現場運営・稼働率改善・スタッフ管理など、実際のデイサービス経営のリアルを発信しています。 これまで複数のデイサービス事業所で勤務し、稼働率が低迷していた事業所の改善に携わる。 担当した事業所では、稼働率を58.5%から79.8%まで改善。 ケアマネジャーとの関係づくり、紹介数を増やす営業方法、現場オペレーション改善など、 現場経験をもとにした実践的なノウハウをまとめています。 「現場で本当に使えるデイサービス経営」をテーマに、 管理者・生活相談員・デイサービス経営者向けに情報を発信しています。