第56話|勉強時間の作り方|デイ管理者の僕が生活から「削ぎ落としたもの」

「勉強時間がないんです。」
デイサービス管理者をしていると、この言葉は本当に重いです。
日中は現場。
終わってから書類。
家に帰れば家事と育児。
ようやく落ち着いたと思ったら、もう夜です。
それでいて、ケアマネ試験の勉強をしようとしても、どこにも時間なんて残っていないように見える。
僕も最初はそう思っていました。
でも、今振り返ると、時間がなかったわけではありませんでした。
正確に言うと、削る場所を決めていなかっただけでした。
今回は、デイ管理者の僕がケアマネ試験の勉強時間を作るために、生活から何を削ぎ落としたのか。
逆に、何を絶対に削らなかったのかを書きます。
結論から言うと、僕が最初に削ったのは趣味の時間でした。
逆に、削らなかったのは家族の時間と睡眠です。
時間がないと言いながら、僕は古着を見ていた
僕はもともと、結構夜更かしするタイプでした。
しかも、2年くらい前から古着にかなりのめり込んでいました。
古着のYouTubeを見る。
Instagramで古着アカウントを見る。
ネットオークションで、いいものを少しでも安く買えないか探す。
ChatGPTで古着のカスタムGPTを作るくらい、古着が好きでした。
今思えば、趣味の時間が生活の中にかなり食い込んでいました。
しかも厄介だったのは、その時間が「まとまった3時間」ではなく、細切れで吸われていたことです。
- 出勤の車の中で片道30分、往復で約1時間
- 家事をしながら約1時間
- トイレやちょっとした隙間時間で約1時間
合計すると、1日約3時間です。
自分では「時間がない」と思っていました。
でも、スケジュールを見直した時に気づいたんです。
「思ったより、趣味に使ってる時間あるな」と。
最初に切ったのは、古着を見る時間だった
僕が最初にやったのは、かなりシンプルです。
- 古着YouTubeを見ない
- 古着Instagramを見ない
- オークションを見ない
- ケアマネ試験に合格するまで古着を買わない
ここを先に決めました。
しかも、自分の中でご褒美も作りました。
「ケアマネ試験に合格したら、G-1のヴィンテージジャケットを買っていい」
我慢だけだと続きません。
でも、合格の先に楽しみを置くと、意味が変わります。
ただ、正直に言うと、これは最初からきれいにできたわけではありません。
最初の2か月は、かなり禁断症状が出ました。
トイレに入ったら、つい見たくなる。
少し空いたら、アカウントを開きたくなる。
「あ、これ依存っぽいな」と自分でも思いました。笑
でも、3か月くらい経つと、見なくても平気になってきました。
だから今思うのは、時間を作る時に最初に削るべきなのは、自分の趣味の中でも“無意識に吸われている時間”なんだということです。
削らなかったのは、家族時間と睡眠だった
一方で、僕が最初から「ここは削れない」と決めていたものがあります。
それが、家事育児と家族の時間です。
うちは子どもたちの寝る時間が少し遅めですが、それでも夜9時半には寝ています。
だったら、自分もそのまま一緒に寝ればいい。
そう考えました。
夜9時半に寝て、朝4時半に起きる。
これなら7時間は寝られます。
僕の中では、これは十分でした。
ここで無理をして睡眠を削ると、たぶん続きません。
家族との時間を削っても、やっぱり続かないと思いました。
なぜなら、家族を削ると、家族が敵になるからです。
これはかなり大事な感覚でした。
勉強そのものがしんどいのに、さらに家の中で「また何か始めた」「こっちの時間を削っている」と思われたら、感情のイベントが増えます。
イライラが増える。
空気が悪くなる。
応援されなくなる。
そうなると、結局いちばん苦しくなるのは自分です。
だから僕は、趣味の時間と残業時間は削るけど、家族時間と睡眠は守るという形にしました。
僕の勉強法は、平日だけ朝5時の1問だった
ここで「じゃあ実際どれくらい勉強しているのか」という話になります。
僕のやり方は、かなり地味です。
- ケアマネ勉強は平日のみ
- 朝4時半に起床
- 朝5時から勉強開始
- 1日1問だけ過去問を解く
- その前に、これまで勉強した10問を振り返る
本当にこれだけです。
1日3時間とか勉強する人もいます。
それは本当にすごいと思います。
でも、僕の生活の中ではそれは無理でした。
本業がある。
家事育児がある。
ブログもある。
その中で無理な計画を立てたら、どこかに必ずしわ寄せが来ます。
そして、そのしわ寄せは最後に自分へ返ってきます。
僕はそれを、「負ける構造」だと思いました。
だからこそ、僕が選んだのは長時間勉強ではなく、時間を味方にする作戦でした。
1日1問。
それを10か月積み上げる。
派手さはないです。
でも、今の自分にはこれが一番負けにくい方法でした。
最初の1〜2週間は、普通に眠かった
誤解されたくないので、ここも正直に書きます。
最初の1〜2週間は、普通にしんどかったです。
夜9時半に寝て、朝4時半に起きる。
僕は「こうと決めたら、こうする」タイプなので、スケジュール通りには動けました。
でも、仕事中はやっぱり少し眠かった。
「これは最初きついな」と思いました。
だから、その時は昼寝を強制的に取りました。
普段はなかなか取れないんですけど、そこは無理しないようにしました。
ただ、1月から始めて3か月続けると、かなり変わりました。
最初はXiaomiのスマートバンドをバイブのアラームにして、半分強制的に起きていたんですが、今はもう自然と目が開くようになりました。
生活リズムも整ってきました。
今は、しんどさはほとんどありません。
つまり、最初の壁はたしかにあります。
でも、続ける前提で生活そのものを組み替えると、人は慣れます。
妻は最初、少し白い目で見ていたと思う
これも正直に書くと、最初、妻は少し白い目で見ていたと思います。
「また何か始めたぞ、この人」
そんな空気は、なんとなく分かりました。笑
ただ、勉強を始める前に僕は妻に言っていました。
「来年、試験に合格するよ」
そう言ったら、妻は「すごいな」と言ってくれました。
でも、人は言葉だけでは信用しません。
特に家族は、いちばん近くで見ているからです。
だから僕は、勉強を“見える化”しました。
トイレにスケジュールを貼ったのは、家族を敵にしないためだった
僕は、1か月分の勉強スケジュールをExcelで作って、トイレに貼っています。
毎日何をやるか。
チェック欄はどうするか。
進捗はどう見るか。
それを家族が見える形にしました。
これは、自分のためでもありました。
でも、もう一つ大きかったのは、家族に「これは思いつきじゃなくて、本気なんだ」と伝えるためでした。
家族から見て、何をしているのか分からない努力は応援しにくいです。
でも、紙が貼ってある。
毎日チェックが増えていく。
進んでいるのが見える。
そうすると、「あ、本当にやってるんだな」と伝わります。
最初は少し警戒されていた勉強が、少しずつ「進んでいる努力」に変わっていった感じがありました。
そして、今ではその紙に家族が応援メッセージを書いてくれるようになりました。
これは、かなり大きいです。
最初は白い目で見られていたものが、3か月後には応援に変わった。
勉強時間を作るって、机に向かうことだけじゃありません。
家の中に敵を作らないことも、勉強時間を作る技術なんだと思います。
勉強時間は、気合いで作るんじゃなく、削る順番で作る

ここまで書いてきて、僕の結論はかなりはっきりしています。
勉強時間がない管理者が、最初にやるべきことは、根性を出すことじゃありません。
まず、自分のスケジュールを紙に書き出すことです。
その上で、次を分ける。
- 削っていいもの
- 削ってはいけないもの
僕の場合はこうでした。
削ったもの
- 古着YouTube
- 古着Instagram
- オークションを見る時間
- 趣味に流れていたダラダラ時間
- 残業時間の見直し
削らなかったもの
- 家事育児
- 家族との時間
- 睡眠
- 本業の質
この順番が大事だったと思っています。
もし家族の時間を先に削っていたら、たぶん失敗していました。
もし睡眠を削っていたら、仕事で崩れていました。
だから、勉強時間を作る時に必要なのは「もっと頑張る」ではなく、何を守って、何を削るかの順番です。
今、勉強時間が取れない管理者に伝えたいこと
今、勉強時間が取れなくて苦しんでいる管理者に、僕が1つだけ言うならこれです。
最初に削るのは、趣味の時間です。
しかも、できれば「気づいたら吸い取られている時間」から削った方がいいです。
僕の場合、それは古着でした。
しかも、1日約3時間も使っていました。
逆に、削ってはいけないのは家族時間と睡眠です。
そこを削ると、家庭の空気が悪くなったり、自分の体力が落ちたりして、あとから全部返ってきます。
それは、負ける構造です。
すごい人みたいに1日3時間勉強できなくてもいい。
僕はそう思っています。
それよりも、10か月かけて、毎日1問を積み上げる方が強い人もいる。
少なくとも、僕はそっちでした。
勉強時間は、才能ではなく、生活設計です。
そして生活設計は、気合いではなく、順番で決まります。
まとめ
ケアマネ試験の勉強時間を作るために、僕が削ぎ落としたのは趣味の時間でした。
古着を見る時間を切った。
残業時間も見直した。
しかも、削った時間は思った以上に大きくて、1日約3時間ありました。
でも、家族時間と睡眠は削らなかった。
その代わり、夜9時半に寝て朝4時半に起きる生活に変えた。
平日の朝5時に、1日1問だけ勉強する形にした。
さらに、トイレに勉強スケジュールを貼って、家族に進捗が見えるようにした。
その結果、最初は少し警戒されていた勉強が、今では応援されるようになりました。
だから僕は今、こう思っています。
勉強時間を作るって、時間術じゃない。負けない構造を作ることなんだ。
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